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相続について①(遺産の調査)

  • 執筆者の写真: 秀太郎 南
    秀太郎 南
  • 2016年8月20日
  • 読了時間: 2分

 相続があると、様々な手続きを行わなければなりません。

 被相続人(お亡くなりになった方のこと)の財産を引き継ぐ手続きは、おおむね、次のような手順で行うことになります。

 ①どんな遺産があるかを調べる

 ②相続人が誰であるかを調べる

 ③すべての相続人で、どのように遺産を分割するか話し合う

 ④③の結果を、所定の書式で、しかるべきところに報告(申請)する

 ①については、銀行預金や株は、通帳や郵便物から判断することになるでしょう。パソコンのメールからも判断できるかもしれません。

 不動産については、毎年、固定資産税の納税通知が届いていますから、そこから判断することができます。ただ、一軒家を持っている人の中には、私道を近隣の人と共有していることがあります。マンションを持っている人の中には、集会所やポンプ室などを共有していることがあります。これらについては、非課税扱いになっていることもあり、納税通知に載っていないこともあります。できれば、役所で「固定資産評価証明書」や「名寄帳」を取得して確かめてみると良いでしょう(取得の際は、記載漏れが無いよう、窓口でその旨お伝えいただくと良いと思います)。

 また、権利証の記載から確認してみるのも、一つの手です。ただ、不動産を取得してから年月が経っている場合、地番の変更などがあって、わかりづらくなっていることもあります。お近くの司法書士に見て判断してもらうのも良いでしょう。


 
 
 

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